タヒチバニラとブルボンバニラの外見の違い

希少なタヒチバニラ

バニラアイスやカスタードクリームなどの洋菓子に欠かせないバニラビーンズは、ラン科の植物のさやを収穫後、発酵させてつくります。タヒチバニラ(学名:バニラタヒテンシス)のさやは最大で長さ25センチ以上にもなり、太く、種が取りだしやすいのが特徴です。またブルボン種に比べて熟してもさやが裂けにくいので、完熟したベストなタイミングで収穫・加工できるので豊かな香りが楽しめます。

ブラック・ゴールドと呼ばれるタヒチ産バニラ

香りの特徴は芳醇で複雑。ふくよかな甘い香りと、アニス系のややスパイシーな香りも持ち、華やかな香りで世界中の有名シェフやパティシエを魅了しています。1925年まで、タヒチは世界で2番目に多いバニラビーンズの生産量を誇っていました。その後人工香料やブルボン種のバニラビーンズに押され、現在タヒチバニラは世界で生産されているバニラビーンズの1割に満たない希少な存在となっています。そのため、タヒチバニラは別名ロー・ノワール(黒い金)と呼ばれ、タヒチ国内においても黒トリュフより高い価格で取引されているのです。



タヒチのバニラ産業

バニラプランテーションの様子


バニラのさや3キロから約1キロのタヒチバニラがつくられる。


元々タヒチには野生のバニラはなく、フランス統治下の1848年、フランス軍提督によって運ばれ、花を楽しむ観賞用植物として広まりました。1880年頃から本格的にバニラビーンズの栽培がスタート。ピークの1949年には300トンものバニラビーンズが生産されていた記録が残っています。現在でもタヒチバニラは全生産量の90%以上が輸出されていて、観光、養殖ブラックパール、漁業に並ぶタヒチの重要な産業の1つです。

しかしバニラの栽培は難しく、収穫量は天候にかなり左右され収入が安定しないことから、生産者は少なくなっています。そんななかタヒチバニラの世界的な需要の高まりを受け、タヒチ政府は生産量拡大と価格安定のため巨額の補助金の交付を計画しています。



フアヒネ島のバニラプランテーション

開花間近のバニラの花のツボミ


バニラの苗は植えてから花をつけるまで3年以上もの年月がかかります。強風が苦手で、湿度が高すぎても低すぎても、また寒すぎても暑すぎても枯れてしまう、とてもデリケートな植物です。花は数時間しか咲かず、自ら受粉できないため人がマリアージュ(受粉)を手伝わなければなりません。とても繊細なバニラのマリアージュにはスピードと技術が欠かせないのです。受粉したバニラの花はさやになり、10か月ほどかけてゆっくり緑色から茶色へと熟し、収穫されます。


職人によるキュアリングの様子


しかし収穫した時点では、まだバニラ特有のかぐわしい香りはしません。そこか ら乾燥・洗浄・熟成・マッサージという80以上にものぼる複雑な工程のキュアリングを経て、やっと世界一のタヒチバニラが誕生するのです。


職人の手で最高品質の
バニラビーンズに

バニラビーンズ熟成職人のカルロス氏


タヒチのタハア島、ライアテア島、フアヒネ島をはじめとした島々にたくさんのバニラ農園がありますが、その多くはバニラの栽培のみを行っています。収穫したバニラのさやは、熟成職人の手に渡り、数か月の熟成・乾燥・マッサージといった複雑な工程のキュアリングを経て世界一のタヒチバニラになります。


タヒチ政府発行のディプロマ


熟成職人はバニラについて深く学び、キュアリング技術を身につけたことを証明するディプロマ(タヒチ政府発行の資格証明書)を取得していて、タヒチでわずか10名ほどしかいません。彼らしか農園でバニラのさやを買い付けすることはできず、そのことがタヒチバニラの品質と技術を守ることに繋がっています。


バニラビーンズ50グラム


バニラヤでは、ディプロマを持つ「マヌテアバニーユ」のタヒチバニラを扱っています。さらにバニラヤの現地スタッフによる直接買い付けで、お求めやすい価格でありながら高品質なタヒチバニラを提供しております。 バニラのさやの収穫量は天候によってかなり左右されますが、例年3月~7月に収穫しその後キュアリングを経て4月以降、市場に並びます。タヒチバニラは乾燥具合、サイズなど細かな販売基準があります。長期保存に適した水分量まで乾燥させつつ、バニラオイルでさや表面をしっとりと保つには、熟成職人の卓越した技術と情熱が欠かせません。


タヒチバニラの品質基準

”エクストラクオリティ”と”プルミエクオリティ”


タヒチ産バニラビーンズは大きさによって「エクストラクオリティ」「プルミエクオリティ」二つのグレードに分けられて市場に流通します。
「エクストラクオリティ」は全長15センチ~21センチ。特に大きな21センチ以上のタヒチバニラは、全生産量の20%ほどしかない貴重なものです。「プルミエクオリティ」は扱いやすい11センチ~14センチのバニラビーンズでエキストラに負けない香りを持っています。
バニラヤでは、「エクストラクオリティ」「プルミエクオリティ」の両方を扱っていますので、違いを比べてみるのもおすすめです。

タヒチで親しまれているタヒチバニラ

バニラヤのプリンにもバニララムをアクセントに使用


タヒチの食卓にはタヒチバニラは欠かせない存在です。お菓子作りはもちろん、南国フルーツたっぷりのサラダフルーツや手作りジャム、家庭によっては魚料理のソースにも使われていたり。使ったあとのさやは、ラム酒に漬け込みカクテルやお菓子作りに用いたり、砂糖壺に入れてバニラシュガーに、コーヒー豆に入れてバニラコーヒーなど、無駄なく大切に使っています。


マルシェで販売されるバニラビーンズ


タヒチの美容オイル「モノイオイル」も、タヒチバニラを漬け込んだものが売られています。時には町の露店でタヒチバニラとココナッツの繊維でつくられた、繊細なネックレスや指輪などの手作りアクセサリーを目にすることもあります。香水変わりに、身体と髪にふわりとバニラの香りをまとうタヒチ女性も多くいます。貴重なタヒチバニラは、誕生日やクリスマスプレゼントにも定番の品。クリスマス前には、プレゼント用にタヒチバニラを求めるタヒチ人の姿をよく目にするそうです。タヒチバニラはタヒチのマルシェやスーパーで手に入れることができ、観光客のお土産品としても人気です。


タヒチ産バニラビーンズ1本売り


バニラヤではバニラビーンズ1本売りの商品も取り扱っております。
タヒチ産バニラビーンズにご興味がある方はコチラの1本売りの商品がオススメです。ブルボンバニラとは異なる華やかな香りをお気軽にお試し頂けます。

取扱商品

タヒチ産バニラビーンズ

弊社ショッピングページにて高級タヒチアンバニラビーンズを販売しております。
業務用など1kg以上をご購入希望のお客様は当ホームページの問い合わせフォームより、その旨をご連絡ください。

バニラプリン

高級タヒチアンバニラビーンズをたっぷり使用したバニラプリンです。
バニラの香りを際立たせるために、癖の少ない低温殺菌牛乳と大分県産の卵の卵黄を使用した、香り豊かなバニラプリン。
ギフトにもオススメな商品です。

タヒチ産バニラの仕入れと販売

弊社ではタヒチ現地の製造業者様より仕入れたバニラビーンズの販売を行なっております。
現地でのバニラビーンズの買い付けシーズンは5月頃から11月頃までがシーズンとなります。バニラヤでは買い付けのシーズンでのご購入を希望されるお客様の事前のご予約も承っております。業務用などで多量のお取引をご希望のお客様はお気軽にお問い合わせください。

バニラビーンズのご予約

バニラヤでは2018年のタヒチ産バニラビーンズの予約販売を行います。詳しくは下記のリンク先『予約販売について』より特設資料をご確認のうえ『予約申し込み書』を弊社までご送付下さい。