バニラビーンズの生産者

タヒチ産バニラビーンズ販売通販


最高のバニラビーンズを求めて

2017年のある日、私たちはタヒチに行きました。以前たまたま手に入れた「マヌテアバニーユ」のバニラビーンズの輝きと極上の香りが忘れられなくて、一体どんな人がつくっているのだろうと非常に興味をもったのです。
突然の訪問にも関わらず、マヌテアバニーユの熟成技術者カルロスさん夫妻は私たちを温かく迎えてくれました。
本ページではその際にお伺いしたカルロス氏のバニラビーンズづくりへの想いなどをインタビュー記事として掲載させていただきます。

タヒチ産バニラビーンズ販売通販

------ 今日はお時間をいただき、ありがとうございます。

(カルロス氏)

いやぁ、本当に日本からよく来たね。嬉しい、嬉しいよ。

------ 今回はタヒチのバニラの事情と、バニラづくりについてお伺いしたいのですが。

(カルロス氏)

タヒチのバニラは今すごく値上がりしていてね。ハリケーンの影響でマダガスカルのバニラが壊滅的状況っていうのもあるし、投資目的で買う人もいるし、うちはいつも通りつくってるだけなんだけど、ちょっと驚く状況になっている。

でも、今年もフランスやオーストラリア、アメリカとか世界中の国から、有名パティシエや料理人が来てくれてね、「おじさん元気?今年もバニラ買いにきたよ」ってわざわざ訪れてくれるのは、嬉しいな、やっぱり。毎年来てくれる人は、もう家族みたいなものだから。 バニラビーンズを作るときは、やっぱりその人たちのことを考えるな。今年も喜んでくれると良いな、って。

親子四代でつなぐ技術

 

------ そもそも、どういった経緯でバニラをつくりはじめたんですか?

(カルロス氏)

もともとは、俺のおじいさんがバニラアイランドって言われてるタハア島でバニラ農園を始めたんだ。おじいさんは中国からの移民でね、バニラの他にもココナッツや野菜や果物なんかをつくってた。

それから父の代になって、グリーンビーンズを作って売るだけじゃなくて、グリーンビーンズを買い付けて熟成するバニラの熟成技術者になった。
で、俺は子どもの頃からバニラに触れて育った。花はきれいで、収穫期は島中バニラの良い香りに包まれるんだよ。バニラが大好きだったから、大きくなったら、自然とディプロマをとって父のようにバニラの熟成技術者になった。

小学校の先生をしていた妻と結婚して、子どもがある程度大きくなると、教育の問題がでてきたんだ。何せ小さなタハア島は、中学生から違う島で寮生活しなくちゃいけない。
で、妻と話してタヒチ島にやってきたんだ。タヒチ島の方が、バニラの乾燥に適してるしね。元々やっていたバニラ農園は親戚に譲って、今は娘もそこで働いてるけど、俺はタハア島で買い付けしたグリーンビーンズを、乾燥させてバニラビーンズにする熟成技術者としてやってる。息子もディプロマをとって働いているから、これで4代になるね。

妻も支えるバニラ作り

------ 今回のお問合せをしたとき、対応は奥様のマレバさんでしたね。

(マレバさん)

ほら、この人は職人気質で口下手だから、そこは、元教師の私が補ってるの。
この人にはバニラの熟成に集中して欲しいから、問い合わせの電話は全部私が受けるのよ。うちのバニラのセールスポイントを言って、必要なら取り置きして、そういうのを全部やってるわね。

------マヌテアバニーユのバニラビーンズの特徴は?

(マレバさん)

バニラを売るためには、国で決めたいろんな決まりがあるの。うちは比較的よく乾燥させているから、同じ重さでも本数が多いからオトクだわね。
あとバニラのさやが茶色く完熟するまで待ってから収穫した方が、香りの良いバニラビーンズになるんだけど、その分さやが裂けやすくて扱いがとても難しいの。でもうちの人は、どんな難しいバニラでも、ちゃんと最高のバニラに仕上げるわ。そもそも私が、この人のつくるバニラビーンズが世界一だと思ってるから、売るのが嬉しい。

この人は真面目でね、いつもバニラのことしか考えてなくて、熟成中バニラを毎日マッサージする段階の時なんて、ちょっと私『バニラにばっかり構わないで、私もマッサージしなさいよ』って、バニラにヤキモチ妬いちゃうほどよ。 

(カルロス氏)照れ笑い

 

ディプロマの取得

------ ディプロマ(タヒチ政府発行の資格)を拝見させていただいて宜しいですか?

(カルロス氏)

もちろん!(自身と息子さんのディプロマを出していただく)

タヒチのバニラ農園でグリーンビーンズを購入できるのは、このディプロマを持っている人だけなんだよ。
タヒチ全部で・・・(しばし指折り数え)10人から12人くらいかね。ディプロマを持っている人以外からは、バニラビーンズを購入しないようにって、ラジオや新聞、CMでも言ってるよ。
それくらいディプロマを取るのは難しくて、このディプロマに恥じないようなバニラビーンズをつくらなくちゃいけないと思っている。

------ (賞状を見て)賞もとられているのですね。

(カルロス氏)

れは、2009年のタヒチ農業祭でエクストラとプルミエの両方のカテゴリーで金賞を取ったときのもの。賞をもらうのは、やっぱり嬉しいよね。

 

バニラビーンズ作りにかける熱い想い

------ バニラの熟成作業はとても難しいと聞きました。

(カルロス氏)

そうだね。全部で82ステップある。

------ 82ステップ !?

(カルロス氏)

そう。陰干しして、洗浄して、何日太陽に干して、何日寝かせて・・・って、乾燥させつつ、でも全体は手にくっつくようにしっとりと、バニラオイルはきちんと残す状態にもっていくのが一番難しい。
あと、種がかたよらないようマッサージも欠かせない。何百、何千、何万ものバニラを毎日ていねいにやさしくマッサージするのさ。

(マレバさん)

ここの近所の人は皆幸せって言うわね。熟成中はいつも、バニラの良い香りが漂っているから、バニラ通りなんて呼ばれてるのよ。
散歩中の人も、香りにつられてふらりと立ち寄ったりするわよ。

【訪れた日は、あいにく乾燥シーズンは過ぎていたが、それでもバニラの香りがどこからともなく漂っていた】

(カルロス氏)

特に今年は色々な国の人が、うちに買いに来てくれたんだ。世界中にマヌテアバニーユがひろがっているのを考えると、とても幸せだなぁと思う。
そう、もちろん日本でもね。うちのバニラで、日本の人たちが何をつくってくれるんだろう?って、わくわくするよ。

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